「うちは職人の腕で十分」という建設会社へ
職人の腕は、これからも財産。
でも、腕だけでは現場が回らなくなります。
残業規制と職人不足。同じ人数・同じ時間で、同じ工期は、もう組めません。
今日は「腕を捨てる話」ではなく、「腕を活かし続ける話」をします。
説得プレゼン練習用デッキ / 全7枚 / 対象:ICT施工に慎重な経営者・現場所長
01 | その誇りは、正しい
「機械に頼るな、腕で作れ」
——その精神が会社を支えてきた
図面を読み、段取りを組み、現場の勘で納める。この技術があったから、御社は難しい工事をやり遂げ、信頼を積んできました。それは疑いようがありません。
今日の話は、その腕を否定するものではありません。その腕を持つ人が、これから足りなくなる——その現実にどう備えるか、です。
02 | 3つの「やらない理由」に先に答える
その反論、前提が変わりました
反論 1
職人の腕でやれる
腕はあっても人数が足りません。若手は入らず、ベテランは引退。2024年問題で残業も打てない。腕を“補う”道具が要ります。
反論 2
導入コストが高い
国交省のi-Constructionで補助金・積算上の優遇があります。人手不足で工期遅延する損失と比べれば、回収は十分見込める。
反論 3
うちの現場は特殊だ
全部やる必要はありません。まずは測量や丁張りなど、機械が得意な一部から。特殊な部分は職人が担えばいい。
03 | 感情でなく、需給の構造で
問題は景気でなく「人が消える」こと
需要は減らない × 人は減る = このハサミの開きが、工期と品質を壊す
要点: 建設技能者は高齢化が進み、大量離職期が迫る。i-Construction/ICT施工は、この「1人あたりの生産性」を底上げして、少ない人数でも現場を回すための国策。景気対策ではなく生き残り策です。
04 | 「重機の更新」ではない
手に入るのは、
若手が集まり、少人数で回る現場
買っていただきたいのは機械ではありません。狙いは現場の“体質”そのものです——
- 少ない人数でも工期を守れる、1人あたり生産性の高い現場
- 3Kのイメージが薄れ、デジタルネイティブの若手が入ってくる採用力
- ベテランの勘が3次元データに残り、技能が次世代へ継承される仕組み
05 | 全現場のDXは求めません
まず、この3つから
🚁ステップ 1
測量から
1現場だけドローン測量を試す。危険も工数も一番減りやすい入口。
💴ステップ 2
補助金を使う
i-Construction関連の支援制度で初期費用を抑える。
📐ステップ 3
効果を測る
工数・安全・工期で比較。効いた工程から横展開。
いきなり全現場を変える必要はありません。「1現場でドローン測量を試す」ことは、次の工事からできます。難所は今まで通り、職人の腕で。
最後に
機械は、職人の敵ではない。
職人を、辞めさせないための味方です。
腕のいる仕事は、これからも職人にしかできません。
だからこそ、その腕を「人手不足で潰さない」ために、機械に任せられる所は任せる。
まずは次の現場で、測量ひとつを試してみませんか。
株式会社ピースフラットシステム / 説得プレゼン トレーニング